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大腸の検査

便潜血検査

便潜血検査

検査値の判定

チェック 異常なし 陰性(-)
チェック 要精密検査 陽性(+)

どんな検査

便の一部を採取し、血液が混入しているかを調べることで、消化器官の異常の有無を調べる検査です。2回の異なる日に採取した便を検査します。
検査の主な目的は、大腸がんの早期発見です。がん化の可能性の高い大腸ポリープも発見できます。

便が黒くなる

〇食道:静脈瘤、食道ポリープ、食道がん
〇胃:胃潰瘍、胃がん、胃炎
〇十二指腸:十二指腸潰瘍

便が赤黒色になる

〇小腸:クローン病、小腸潰瘍
〇大腸:大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸憩室炎
便が赤色になる

〇肛門:痔核(いぼ痔)、痔瘻(あな痔)

放置すると

便潜血検査の陽性(+)を放置すると大腸がんのリスクが高くなります。
大腸ポリープのがん化を含め便潜血の陽性(+)で20%以上の確率でがんになる可能性があります。

改善するには

すぐに精密検査(内視鏡検査)を受けましょう。出血の原因を明らかにし、病気の治療が必要です。




大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査

どんな検査

便潜血検査で陽性と判断された人に対して、出血の原因を調べるために行われる精密検査です。
他には、原因不明の下痢がある時 原因不明の便秘・腹痛がある時にも行われます。
内視鏡を肛門から挿入し、直腸から盲腸までポリープ、がん、炎症などの病気がないかを直接見ながら大腸全体を観察します。
病変部が見つかった場合には、組織の一部を採取し、良性か悪性かを判断する病理検査を行います。
病理検査の結果、大腸がんと診断された場合は、がんの大きさや転移の有無などで治療方針を決定していきます。

検査の流れ

●洗腸液(下剤)約2リットルを飲用する。
 ↓
●トイレに行きながら約2時間かけて腸内の便を洗い流して大腸をきれいにする。
 ↓
●検査着、検査用パンツに着替える。
 ↓
●希望者には鎮静剤の注射をしてから検査をする。
 ↓
●検査ベッドに横になり、内視鏡を肛門から挿入する。
 ↓
●モニターで観察しながら一番奥の盲腸まで内視鏡を進め、大腸全体の様子を調べる。
 検査は数十分で終了する。

異常がみられたら

内視鏡による観察から
大腸がん
大腸ポリープ
潰瘍性大腸炎
などが発見できます。